自然派SOHOライターの日常 「B級田園生活日記」

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直売所マニアックス(22) 鹿角・大湯の市日

<<   作成日時 : 2008/07/23 13:38   >>

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『ゲンキな田舎!』の出張講座で、秋田県の鹿角(かづの)へ行ってきました。
まず驚いたのは、商店街の大きなこと。そして豪勢な彫りと塗りを施した、夏祭り用の巨大な屋台です(10基もある)。

かつてここの主要産業は、鉱業だったそうです。
産出した銅が奈良の大仏の造営にも使われたとされる尾去沢鉱山は、昭和53年まで1300年近くも稼働していた、我が国の歴史にも深いかかわりのある産業遺跡だとか。
日本最古の芝居小屋、しかも和洋折衷のモダンな木造建築である「康楽館」で知られる小坂鉱山も隣町です。

要するにこの地域は、今の大都市に匹敵する、いや、それをしのぐぐらい経済的ににぎわった都会だったのであります。

最近、赴いた先で地元の歴史を学ばせていただく機会が多いのですが、だんだんわかってきたことは、昔は多くの地方に、それなりの規模の地場産業がバランスよく点在していたということです。

たとえば新宮(和歌山)なら、薪炭木材の集積地。
小江戸・佐原(千葉)は船運の河岸。
信濃町(長野)は、よく切れ使いやすい信州鎌で全国を席巻した刃物の産地。

それらの地場産業がお金を循環させるポンプの役目を果たしていたため、周辺の町村まで広く活気に満ちていたことがわかります。
近年、地方で議論になっているさまざまな格差問題の根底にあるのは、産業問題であり、労働問題であるように感じます。
つまり、地方型のヒット経済が出なくなってしまったということです。

不運なのは、時代が成熟期に入って、もう直球ばかりが飛んでくる時代ではないということ。
かなり複雑な変化球をとらえないと、時代に打ち取られてしまうということでしょうか。

その難しい時代にヒットやホームランを飛ばしている地域は、どのコースをどのタイミングで打っているのか。ワタシがBE-PALでやっている『ゲンキな田舎!』という連載は、いってみればそんなコース分析です。

鹿角も、華々しい歴史を持つだけに苦労しているようですが、華々しい歴史だとか、その地域固有の文化というのは、よそがにわかに真似しても真似しきれない存在です。地元の人たちは、これら資産も起爆剤にして、新しいスタイルの物産と観光を起こそうと模索しているようでした。

よそには真似できない文化と言えば、今回、激しく感動したのが定期市です。
東北地方には、決まった数字の日に開かれる「市日」がまだ盛んだとは聞いていたのですが、毎月4の日と9の日に、ここ鹿角・大湯で開かれるという市日にはびっくりしました。
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案内されたのは、住宅地の奥にある、トタン葺きの農機具置き場のようなところ。
地元の人でなければ、こんなところでひっそりと市が開かれているなんて絶対にわかりません!
案内してくれた地元商工会の青年部の方も、初めて来たとおっしゃるほど。

出店者は20人足らずですが、野菜を売る人、漬物を売る人、農作物の種を売る人、魚屋、干物屋、鍛冶屋、洋服屋とさまざま。
つまり市日は、地元の人のために、地元の人が商売をする場。直売所の源流です。

少し前までは、もっとストレートな、物々交換の取引もあったそうです。

こうした習慣も地域活性のすばらしい素材では、と思いつつも、あまり観光ズレしてほしくないな、という思いもあります。
最近は出店者・利用者ともに高齢化しているようなので、なにかよい存続の工夫があるように思います。
3と8の日に、登録有形文化財になっている「関善」という旧造り酒屋の前で開かれる花輪の市日も、いい味を醸し出しています。

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これは最近ちょっとしたブームとなっている鹿角ホルモン。ジンギスカン鍋で味わうホルモン焼きです。地元有名店では、ネット販売だけで毎日100〜200セット売れているそうです。完全なB級グルメ。これでビールをがんがん飲むのがたまらんのだわと地元の人はおっしゃいますが、痛風一直線かも…。

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コメント(2件)

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先日はお陰さまでとても貴重な時間を過ごさせていただきました、有難うございました。また近くへいらっしゃるときは気軽にお立ち寄り下さい、花輪の市日がある3と8のつく日ならなお楽しかろうと思います。ホルモン焼いて待っております。
鹿角の米屋
2008/07/29 12:03
閣下、その節はたいへんお世話になりました。
こちらはうだるような暑さが続いています。
夕方になりビールが恋しくなると、鹿角ホルモン食いて〜と腹が騒ぎ出します。
また機会を見て伺いたいと思います。
かくま
2008/07/29 12:08

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