小庭の居候植物
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作成日時 : 2008/06/01 12:20
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トマトがぐんぐん伸び、キュウリも実をつけはじめました。
そんな小庭でもうひとつ目立つ一群が、植えた覚えもないのに生えてくる植物たちです
種を運んできたのは、おそらく鳥や風でしょう。
自分自身が持ち込みの原因となったものもあります。
広大な庭なら、遷移の経過を観察し続けるのも面白いのですが、猫の額ほどの庭ではそんな道楽もままならず、除去しなければならないのがつらいところ。
縁あってわがやの小庭にやってきた、居候植物たちをご紹介します。
【ヤマウルシ】
対性の葉とまっすぐな幹。端正な小苗が伸びてきたなと思って様子を見ていたら、ヤマウルシでした。紅葉がきれいなので、こういう木も悪くない。
でも、出てきた場所が通路なので、思い切って切除。まだ小さいからかぶれないだろうと思って素手で扱ったら、樹液が触れたのでしょう、おでこがすこしかゆくなりました。
ウルシにはわりと強いほうだと思いますが、江戸和竿師さんの作業場にお邪魔した時など、たまに顔の一部が赤くなります。
ウルシの種は鳥が食べるようなので、たぶん小鳥の落し物ででしょう。
【ヤマイモ】
栽培の芋か、ジネンジョのものかわからないのですが、今年はなぜかヤマイモが芽生えます。種が風で飛んできたのでしょうか。
【エビヅル】
ヤマブドウの仲間です。10年以上も前、近所の山で実を採ってきて食べ、ぺぺっと吐き捨てた種から芽生えたものが定着しました。一時、庭のグリーンとして楽しんだのですが、でっかいガの幼虫が食い荒らすので切ってしまいました。
根が生きているのでしょう、忘れた頃に芽を出します。
【アケビ】
アケビって上品に食べるとうまくない。やっぱり、ぺぺっと豪快に種を飛ばしながら食べないと。
その代償として、翌年にはいつもこんな感じであちこりから芽が出ます。放っておくとたいへんなことになるので早めに除去します。
【キウイ】
毛の生えた、なんだかへんな蔓が出てきたとき「どこかで見た気がするんだけどなんだろう」と考え込んでしまいました。
しばらく放っておいたらどんどん大きくなってきました。
キウイと断定されました。
農家の庭先に、よく棚づくりになっているのを見ます。
完熟した実を小鳥が食べ、種を運んだのでしょう。
切るのは惜しい気もしましたが、旺盛に繁茂するのでわが家では手に負えません。
【カモミール】
20年ほど前に種を一度植えただけなのですが、以後毎年、こぼれ種から自然に出てきます。コンクリートの隙間からも芽生えて花をつけるので「ど根性カモミール」と名付けています。
花を愛することは無条件に善とされている日本でありますが、じつはこういう生命力旺盛な外来の園芸植物には注意の眼を向ける必要があります。
在来植物に影響を与える「侵略的外来種」に化ける可能性を秘めているからです。
カモミールが問題を起こしたという話はまだ聞きませんが、緑化事業の花形として人気のあったオオキンケイギクは、特定外来生物に指定されました。
外来種の持続的利用と駆除の線引きは「影響力」です。
人と生き物の関係を現実に照らして見れば、外来種=すべて悪とは言い難い。
しかし、カモミールのような可憐な花にも、いくばくかの危険性が潜んでいるという認識だけは持っておくべきと、あらためて思った「ど根性現象」であります。
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