自然派SOHOライターの日常 「B級田園生活日記」

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霞ヶ浦のアサザが見ごろ

<<   作成日時 : 2007/10/07 01:38   >>

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久しぶりにカメラを持って霞ヶ浦の湖岸をぶらぶら。アサザの花を撮りに行きました。
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アサザは水草で、キュウリの花に似た黄色い花が咲きます。霞ヶ浦の環境復元のシンボルになっている植物で、保護地域にいくつかの群落があります。
今年は例年より遅くまで咲いているようですが、そろそろ見納めでしょうか。
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トチカガミの回でも少し触れましたが、アサザに限らず、今の霞ヶ浦には水草の姿がほとんどありません。
70年代から、工業用水の確保という名目で護岸がコンクリートでかさ上げされました。水位も上がりました。すると、風が吹くたび垂直護岸に波がぶつかり、底土を巻き上げ植物の根を洗い流すようになってしまったのです。
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私が子供の頃の霞ヶ浦は、水草など、意識にすらないほど当たり前の存在でした。
船が通るのにじゃまなので、岸にたくさん引き上げてあったものです。もう一昔前は、畑の肥料にしていたとも聞きます。

呼び名は、艇水植物も沈水植物もみんな「もぐ」(藻)です。固有名詞で呼ばれた浮き草は食べられる実がなるヒシぐらいだったと記憶します。
役に立たない普通の種類は十把ひとからげに「もぐ」なのです。黄色い花をつける、丸い葉っぱの「もぐ」が、アサザという名前だと知ったのは近年のことです。

魚もそうですが、昔は生き物個々の名前なんてあまり細かく意識していませんでしたね。ハゼの仲間はみんなゴロ。稚魚はひとまとめにザッコでした。

生き物を標準和名で認識する人が増えたことは近年の自然教育の成果だと思いますが、ベースである自然そのものは「もぐ」とか「ザッコ」と大雑把に呼んでいた時代のほうがはるかに豊かでした。

アサザの花を見るたび、そんなことを考えます。

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